忍者ブログ
ADMINNEW ENTRY
C A L E N D A R
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カウンター
★キリ番 next 7777★ 踏まれた方はメッセージ・リクエストなどありましたら、お気軽にどうぞ!
プロフィール
HN:
とろきちみいた(水樹晶)
性別:
女性
自己紹介:
アニオタ・ジャニオタ・ゲームオタ・パチンカーという経歴を持つ腐女子。

今は週2パチンカーと週4パートタイマーをしつつ、昔ほどではないがアニメ・漫画・ゲームを楽しむ主婦。
子供がまだいないのでやりたい放題(笑)
遅まきながらエヴァの53に手を出し、脳内妄想警報発令中。
最新コメント
[09/08 とろきちみいた]
[09/07 有坂]
[09/06 とろきちみいた]
[09/06 とろきちみいた]
[09/06 有坂]
[09/05 (´;ω;`)]
[09/03 とろきちみいた]
[09/03 きりこ]
[09/02 とろきちみいた]
[09/02 とろきちみいた]
バーコード
ブログ内検索
フリーエリア

腐女子的発言が多々発生しているブログ。 BL・やおい等の意味が分からない方・嫌悪される方は回れ右。 只今、エヴァにハマリ中(遅っ)
No.53 No.52 No.51 No.50 No.49 No.47 No.44 No.43 No.42 No.41 No.40
2024-10-05(Sat)
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



2009-08-10(Mon)
暗闇の中で 前編 (庵53)

なんか月曜日がSS更新日になりつつありますが。

んで金曜日がエヴァパチデー?(笑)

今回は庵です。

前回更新の貞と同様に、後編はR18になってしまいました。。。

雷ネタです。どうぞ


 

 

 

外はすごい雨。
僕達は新しく用意されたひとつ上の階の部屋で休日のひと時をすごしていた。
テーブルにはお菓子と飲み物。借りてきた映画を見ていた。
ふたりで並んで座って、テーブルの下では手を繋いで。
なんか恥ずかしいけど、嬉しい。
いつ死んじゃってもおかしくない僕達。
だから、こんなふうに過ごせる時間がとてつもなく愛しい。
少しの間だけでも、嫌な世界から、悲しい現実から逃避できる。
少し顔を横に向ければ、すぐそこにカヲル君の横顔。
カヲル君は映画に見入っていたけど、ほどなくして僕の視線に気付いたみたいで見つめ返してきた。
微笑むと触れるだけのやさしいキスをくれた。
「どうしたの?映画、つまんない?」
「ううん。そんなことないけど・・・なんか幸せだなぁ、と思って」
「・・・そうだね。一緒に食事して、一緒に映画見て、一緒に朝を迎えられる。葛城三佐には感謝しないとね」
カヲル君の口からミサトさんの名前が出た瞬間、僕は現実に引き戻されてしまった。
「・・・そう・・・だね。」
「・・・?シンジ君?」
あ、まずい。カヲル君に感付かれた。
「一瞬、悲しそうな顔したよ。何でも僕に話して?」
「え・・・いや、その・・・」
この幸せな時間を終わらせたくない。この不安を口に出してしまえば、そこはいつもの悲しい暗い現実の世界。
「・・・・・・・」
僕は黙り込んでしまった。
「なんで・・・」
カヲル君が言葉を発しかけた時、カーテンの向こうから激しい稲妻とゴロゴロという轟音。
「・・・っ!?ひゃあっ!」
僕は思わずカヲル君に抱きついてしまった。
僕は雷が苦手だ。小さい頃に家の前の大きな木に雷が直撃して以来、どうにも慣れない。
ついでに停電までしてしまったようだ。
「う・・・うわっ!ゴメンっ」
慌ててカヲル君から離れた。軽く自己嫌悪。
もう・・・慣れてないとはいえ、女の子みたいに抱きついちゃって///
でもまだ、外では雷が鳴っていて、しかも真っ暗で余計に恐怖心が煽られる。
カヲル君がクスクス笑ってる。
「怖いんなら、さっきみたいに抱きついてもいいよ?」
「・・・雷なんかでって思ってるだろっ」
「・・・分かったよ。じゃあ、僕が君を抱きしめたいんだ。それならいいだろ?」
そう言うと、僕の腕を引いて抱きしめた。
「・・・・っ・・・小さい頃に目の前で落雷があって、それ以来苦手なんだ・・・」
「・・・そう。またひとつ君のことを知る事ができて嬉しいよ」
カヲル君の手はあやすように優しく僕を撫でてくれていた。
次第に僕の心の闇が薄れていく。
カヲル君に抱きしめられるだけで、こんなにも満たされて、嬉しくて、切ない・・・・
「・・・で、さっきのは話してくれないの?」
真っ暗でカヲル君の表情は見えないけど、多分悲しそうな顔してるんだろうな。。。
「・・・・手を繋いで、君と二人きりで過ごして、とても幸せな気持ちなのに、ふとしたことで現実の世界に引き戻される・・・
 なんで僕達なんだろうって。世の中にはたくさんの人がいるのに。先が見えない戦いにいつも不安がいっぱいで。
 ミサトさんの名前を聞いたら、現実の世界を思い出させられちゃって・・・」
カヲル君のシャツを無意識に握り締めた。涙があふれる。
「・・・・二人で遠いところへ逃げようか」
「ふふっ。駆け落ち?それもいいね」
カヲル君の突拍子もない言葉に僕は少し吹き出してしまった。
そして意を決してカヲル君に自分の想いを伝えた。
「でも僕はこの世界を守るって決めたんだ。そして君とずっと一緒にいたい。」
「・・・うん。僕もそう思う」
抱きしめる腕に力がこもる。
「あはは・・・なんか照れること言っちゃったな」
「・・・シンジ君」
僕の頬をカヲル君の指がゆっくりと滑る。胸がドキリと高鳴る。
「今は何も考えないで。僕だけ感じて」
僕は胸にうずめていた顔を上げる。少し目が慣れてきたのか、カヲル君の綺麗な赤い瞳がぼんやりと見えた。
顎をくいっと持ち上げられると僕の唇にカヲル君のそれが重ねられた。
「・・・んっ・・・はぁ・・・・」
しばらく唇と舌を味わってから、ゆっくりと床に押し倒された。
「・・・んっ・・・カヲル君っ・・・」
「話してくれてありがとう。僕に話せないことがあるのかな・・・と思って少し不安だったんだ・・・」
「・・・ごめん・・・僕は弱いから。いつも不安でいっぱいなんだ。でも君といるとそんなの吹き飛んじゃう」
僕は照れながら微笑んだ。
「今だけでも君の不安がどっかいっちゃうくらい、気持ち良くしてあげる」
耳元で囁かれ、顔が火照りだした。
「・・・カヲル君のえっち」

 m-pe.tv/u/m/novel/ ←後編はR18になりますのでこちらからドウゾ♪
              (パスワードについてはカテゴリーの「R18小説の取り扱いについて」をご覧下さい)
 
PR



・C O M M E N T
  • この記事へのコメント投稿フォームです。


  • Name:
    Title:
    Mail:
    Url:
    Color:
    Decoration:
    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
    Message:
    Pass:
    ※編集時に必要です。


    TRACKBACK
    • この記事のURLとトラックバックURLです。
    • 必要に応じてご使用くださいませ。
    この記事のURL▽
    この記事のトラックバックURL▽
    No.53 No.52 No.51 No.50 No.49 No.47 No.44 No.43 No.42 No.41 No.40

    Powered by NinjaBlog. Template by うさねこ.
    忍者ブログ[PR]