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とろきちみいた(水樹晶)
性別:
女性
自己紹介:
アニオタ・ジャニオタ・ゲームオタ・パチンカーという経歴を持つ腐女子。

今は週2パチンカーと週4パートタイマーをしつつ、昔ほどではないがアニメ・漫画・ゲームを楽しむ主婦。
子供がまだいないのでやりたい放題(笑)
遅まきながらエヴァの53に手を出し、脳内妄想警報発令中。
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腐女子的発言が多々発生しているブログ。 BL・やおい等の意味が分からない方・嫌悪される方は回れ右。 只今、エヴァにハマリ中(遅っ)
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2009-09-04(Fri)
学園七不思議 (庵53)

最近、良く販売する文庫の文/学少/女シリーズ。

内容は良く知らないケド(笑)

そこから「文学少年」というキーワードを元に書いてみました。

まぁ・・・でもただのイチャイチャバカップルですよ?(笑)


 
 
「お待たせ、カヲル君」
放課後の図書室。
僕達はたまにここで待ち合わせて、それぞれ好きな本を手にとり
静かな時を二人で過ごす。
今まで本にそんなに興味はなかったけど、カヲル君が勧めてくれた本が気に入ったのがキッカケで
最近は余った時間があれば読むようになっていた。
それに・・・本を読んでるカヲル君の横顔を見るのも結構好きなんだ///
 
生徒数のわりにかなり充実した図書室。
部屋の広さも結構ある。
なのに、利用している生徒はほとんどいなくてもったいない。
今日も僕達二人だけのようだ。
でも、貸し切り状態で利用できるのは僕にとってはとても嬉しいんだけどね。
僕はカバンから本を取り出し、イスに座る。
「それ、読み終わったの?」
「あと少し。今、読み終わらせるから、次のまた借りるよ」
「そう。後で案内するよ」
「うん!ちょっと待っててね」
カヲル君は自分の読んでいた本に再び目を落とす。
カヲル君が再び没頭しはじめたころ見計らって、ちら、と横顔を盗み見た。
時刻は夕方にさしかかり、少し暗くなってきた室内。
ページをめくる指も白くて綺麗で、ちょっと気を抜くと思わず見入ってしまいそうになる。
慌てて僕は自分の本に視線を戻し、読み終えるのに専念する。
 
読み終えた僕は本を閉じ、カヲル君が微笑みかけてくる。
「じゃあ、案内しようか」
僕はイスから立ち上がり、カヲル君の後を歩いて本棚に向かう。
「えーと・・・どこだったかな?」
「なんていう題名?僕も探すよ」
「あ、そこだ」
と、僕の目の前の本に手を伸ばした・・・と思った瞬間。
その手は僕の肩へと回り、後ろの壁に押さえつけられた。
「・・・えっ!?ちょ、ちょっと・・・カヲル君!?」
両手首を掴まれて身動きができず、カヲル君の顔が近づいてくる。
「・・・んっ・・・・」
唇はすぐに離れたけど、まだ触れてしまいそうな距離で。
「・・・さっき、僕のこと見てたでしょ。今日だけじゃなくて、いつも」
・・・・!気付かれてた!?僕は一気に体が熱くなった。
「盗み見なんて。そんな遠慮しなくてもいいのに。僕は君のものなんだから。君も僕のものだけどね」
「・・・あ・・・」
カヲル君はキスだけでは飽き足らず、唇は首筋に移動しようとしてる。
何か言わなきゃいけないのに、掠れて声がうまく出せない。
シャツの衿で隠れそうな場所を吸い上げられる。
「お仕置きだよ」
赤い斑点を付けた場所を指でつ、となぞられる。
「・・・カヲ・・・ル・・・く・・・」
やっと出た声は自分でも驚くほど甘い声で。ヤバい、と思った時には時すでに遅し。
また僕の唇はカヲル君のそれと重ねられていた。
頭ではいつ人がくるか分からないのに、と思いながらも体に力が入らない。
舌を差し入れられ、静かな室内にぴちゃぴちゃと響き渡る。
「・・・ふぁ・・・・」
唇が離れ、大きく深呼吸しようとしたその時。
「・・・何?何の音?」
少し離れたところであろう場所から女の子の声が聞こえた。
カヲル君の白い手が僕の口を塞ぐ。思わず声をあげてしまうところだった・・・!
ってか、二人きりだと思ってたのにいつの間に・・・
「あれかな・・・座敷童とか・・・だからこんな時間に来るなんてイヤだって言ったのよ!」
どうやら二人組みらしい。
「だって渚くん見たかったんだもん!」
「結局いなかったじゃない・・・ほら、早く帰るわよ!」
「・・・うん・・・」
良かった・・・気付かれなくて・・・と安堵の溜め息をついた。
カヲル君が何を思ったのか、近くの本をバサリと床に落とした。
「・・・きゃっ・・・いやーっ」
二人分の悲鳴が聞こえ、バタバタと走り去る音。
やっとカヲル君が手を離してくれた。今度こそ大きく息を吸い込んだ。
「・・・はぁ・・・・良かった・・・」
僕はその場に座り込んでしまった。
「どう?スリルあって悦くなかった?」
・・・君、気付いてたんだ。意地悪。
どうしてくれるのさ、この熱くなった体。責任取ってよね。
 
 
数日後、生徒の間で妙な噂が広がる。
”放課後の図書室に幽霊が出る”と。
「良かったじゃない。これで誰も寄り付かないよ」
さらっと言うカヲル君。まぁ・・・良かった・・・のかな?
でも、カヲル君目当ての女の子って結構いるんだよね・・・
僕の悩みの種は尽きない。
 
 
 __________________________________________________
 
 
 
たまには秀才っぽい二人も書いてみたいと、文学少年ズにしてみました。
カヲル君はまぁそうだけど、読書に夢中になっているシンジ君にも隠れたファンがいたりすると良い。
そして二人セットで愛でる腐な女子もいたりすると尚良い。 ←それ自分のことじゃん(笑)

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